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【PP93】シャトーヌフ・デュ・パプ レゼルヴ 2008 シャトー・ラヤス
【PP93】シャトーヌフ・デュ・パプ レゼルヴ 2008 シャトー・ラヤス
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AOCシャトーヌフ・デュ・パプ
シャトー・ラヤス シャトーヌフ・デュ・パプ ルージュ
2008
シャトー・ラヤスは、南ローヌのシャトーヌフ・デュ・パプに拠を構える孤高の造り手です。レイノー家がこの地所に関わり始めたのは19世紀後半(1880年頃)とされ、1978年からはジャック・レイノーが蔵を率いて、その寡黙な人柄と妥協のない造りで国際的な評価を確立しました。1997年にジャックが世を去ると、甥のエマニュエル・レイノーが跡を継ぎ、2005年ヴィンテージあたりから品質をさらに引き上げたと評されています。
ラヤスを特別なものにしているのは、その土壌です。シャトーヌフ・デュ・パプといえば大きな丸石(ガレ)が畑を覆う光景で知られますが、ラヤスの畑は石が少なく、赤みを帯びた細かな砂が主体です。砂は水はけがよく熱を溜め込みにくいため、放っておくと高いアルコールや煮詰めたような果実味に傾きやすいグルナッシュを穏やかに引き締め、赤い果実の純度と香りの高さをもたらします。産地でも指折りの冷涼なテロワールと呼ばれるゆえんです。赤はそのグルナッシュを単一で用い、新樽は使わず、使い込んだ中型の樽(ドゥミ・ミュイ)や古い大樽(フードル)でゆっくりと寝かせる——足し算をせず、畑の個性をそのまま瓶に移す造りが貫かれています。
2008年の南ローヌは、涼しく雨がちで病害の圧力も強い難しい年となり、近年では線の細い、軽やかな性格の年と評されています(地区単位での評価)。本2008年のラヤスも「ラヤスとしては軽やかなスタイル」と伝えられ、キルシュ(さくらんぼの蒸留酒)を思わせる赤い果実に、ハーブや甘草の風味が織り重なる姿が語られます。派手な当たり年ではないからこそ、この畑と品種が描く輪郭の繊細さが素直に立ち上がる一本を、静かな時間とともに皆さまにご堪能ください。
詳 細
| 生産者 | シャトー・ラヤス(レイノー家所有。1978年から1997年の逝去までジャック・レイノーが率い、以後は甥のエマニュエル・レイノーが継承) |
|---|---|
| ワイン名 | シャトー・ラヤス シャトーヌフ・デュ・パプ ルージュ |
| ヴィンテージ | 2008 |
| 生産地 | シャトーヌフ・デュ・パプ村、南ローヌ地方、フランス |
| 原産地呼称 | A.O.C. シャトーヌフ・デュ・パプ |
| 色 | 赤 |
| 品種 | グルナッシュ単一(100%)。ラヤスのルージュは、シャトーヌフ・デュ・パプで認められる多品種のブレンドを用いず、伝統的にグルナッシュのみで仕込まれるとされます(恒常的特徴。本2008年の実仕込み比率は未確認ですが、単一品種の造りは本銘柄の一貫した方針とされます) |
| 格付け | ― |
| 畑・土壌 | シャトーヌフ・デュ・パプ内に約12ヘクタールのブドウ畑(所有地は約23ヘクタール)。小石(ガレ)に覆われる区画が多い同アペラシオンの中で、ラヤスは石が少なく、赤みを帯びた砂質土壌に少量の石灰岩と粘土が混じる、産地でも指折りの冷涼なテロワールとされます(恒常的特徴) |
| 醸造・農法 | 新樽を用いず、使い込んだドゥミ・ミュイ(中型の樽、450〜600リットル)や古いフードル(大型の古樽)で熟成させるのが蔵の伝統的な造りとされます(恒常方針) |
| 評価 | 本2008年は「ラヤスとしては軽やかな年」と評されており、93点という点数が各所で広く引用されています。 |
出典・参考文献
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