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【WA92】ソノマコースト ピノ・ノワール 2011 マーカッシン
【WA92】ソノマコースト ピノ・ノワール 2011 マーカッシン
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92点 ロバート・パーカー/ワイン・アドヴォケイト
ピノ・ノワール
2011
マーカッシンは、1991年にヘレン・ターリーと夫でブドウ栽培を担うジョン・ウェットローファーが、ソノマ・コーストの太平洋岸近くに開いた小さな造り手です。ターリーはコーネル大学で農学を修めたのち、ロバート・モンダヴィやシャペレの醸造チームを経て、1984年にB.R.コーンの醸造責任者、続いてピーター・マイケルの創業醸造家を歴任。1990年代にはコルギンやブライアント・ファミリーなど、当時勃興したカリフォルニアのカルトワインを次々と手がけ、「スーパーコンサルタント」と呼ばれた造り手です。当時は冷涼すぎるとみなされていたフォート・ロス近郊の丘陵地に、自らの理想を注ぐ畑を求めたのがマーカッシンの始まりでした。
標高1,200〜1,400フィートに広がる約20エーカーの自社畑は、火山性の砕けた岩を含む水はけのよい土壌に立ち、灌漑をしないドライファーミング(雨水のみで育てる栽培)で営まれます。ピノ・ノワールは除梗(果梗を取り除くこと)を徹底して低温浸漬したのち、自生酵母(畑やセラーに棲みつく天然の酵母)で発酵。新樽100%のフランス産樽で12か月、澱とともに6〜8か月を経て、無清澄・無濾過のまま瓶詰めされます。
2011年のソノマ・コーストは、多雨の冬に始まり開花の遅れた涼しい生育期を経て、収量が例年より大きく落ち込んだ年でした(地区単位での評価)。本品はアルコール度数13.9%とマーカッシンとしては控えめな仕上がりながら、木苺を思わせる甘い果実に、ロースト・ハーブや燻香、森の下草を思わせる香りが重なる、ミディアムボディでやや軽やかな仕立てです。ロバート・パーカーはワイン・アドヴォケイトで92点を与え、瑞々しい酸と精緻な質感を評しました。
ごく小さな自社畑から生まれる希少な1本を、静かな夜のグラスにどうぞ。
詳 細
| 生産者 | マーカッシン(1991年、ヘレン・ターリーと夫でブドウ栽培を担うジョン・ウェットローファーが創業) |
|---|---|
| ワイン名 | ピノ・ノワール(自社畑「マーカッシン・ヴィンヤード」産。店頭表記は広域アペラシオン名「ソノマ・コースト」。複数の専門小売が本2011年ヴィンテージを自社畑産として掲載しているが、単一畑指定表記か広域表記かをラベル原本で断定するには至りませんでした) |
| ヴィンテージ | 2011 |
| 生産地 | ソノマ・コースト、カリフォルニア州、アメリカ |
| 原産地呼称 | A.V.A. ソノマ・コースト |
| 色 | 赤 |
| 品種 | ピノ・ノワール100% |
| 格付け | ― |
| 畑・土壌 | 標高約1,200〜1,400フィートに広がる約20エーカーの自社畑。1991〜92年にシャルドネとピノ・ノワール半々で10エーカーを植樹し、2002年にピノ・ノワール12エーカーを追加。火山性の砕けた岩を含む水はけのよい土壌で、灌漑を行わないドライファーミング(雨水のみに頼る栽培) |
| 醸造・栽培 | 除梗100%(全房発酵は行わない)で低温浸漬したのち、自生酵母(畑やセラーに棲みつく天然の酵母)で発酵。新樽比率100%(フランス・フランソワ・フレール社製樽)で平均12か月、澱とともに6〜8か月を経て、無清澄・無濾過のまま瓶詰め。2011年はアルコール度数13.9%と、マーカッシンとしては控えめな仕上がり |
| 評価 | 92点 ロバート・パーカー/ワイン・アドヴォケイト(2015年8月27日掲載、号数は一次資料では確認できませんでした)。91点 ワイン・スペクテイター(2017年4月30日)。なお店頭表記の「WA94+」は、評者名・掲載号を一次資料では確認できませんでした |
| 2011年 ソノマ・コースト作柄:多雨の冬に始まり開花が遅れた涼しい生育期を経て、収量が例年より大きく落ち込んだ年(地区単位での評価) | |
出典・参考文献
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