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カベルネ・ソーヴィニヨン ベラ・オークス・ヴィンヤード ナパ・ヴァレー 1999 ハイツ・セラー
カベルネ・ソーヴィニヨン ベラ・オークス・ヴィンヤード ナパ・ヴァレー 1999 ハイツ・セラー
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95+点 ジョー・チェルウィンスキー/ワイン・アドヴォケイト
カベルネ・ソーヴィニヨン ベラ・オークス・ヴィンヤード
1999
ハイツ・セラーは、1961年にジョー&アリス・ハイツ夫妻が創業した造り手です。当時のナパ・ヴァレーは稼働ワイナリーが20軒に満たず、禁酒法の余韻を残す静かな産地でした。ジョーは1951年にUCデイヴィスで醸造学修士を修め、名門ボーリュー・ヴィンヤードで名醸造家アンドレ・チェリチェフの右腕を務めた人物です。1966年産からは、AVA制度成立以前に単一畑「マーサズ・ヴィンヤード」の名を冠したボトリングを手がけ、ナパ・ヴァレーで初めて畑名を掲げた造り手として知られます。
ベラ・オークス・ヴィンヤードは、ラザフォードに位置するもう一つの単一畑です。マヤカマス山麓のベンチランド(山裾のなだらかな段丘)に横たわり、川が運んだ砂礫が扇状に積もった沖積扇状地の土壌は水はけがよく、西向きの斜面が一日中の日照を受けます。畑はバーニー&ベル・ローズ夫妻が所有し、ジョー・ハイツの助言のもと1973年にカベルネ・ソーヴィニヨン100%で植樹されました。ハイツは1976年からこの畑を独占的に用い、2007年産まで単一畑指定でボトリングしています。きめ細かなタンニンと大地由来のミネラルを想わせる「ラザフォード・ダスト」で名高い一角にあたります。
ハイツの造りは、時間をかけた古典的な長期熟成を身上とします。カベルネはまず大型オークのヴァット(大樽の発酵・熟成槽)でおよそ1年を過ごしたのち、フランス・リムーザン産の小樽バリック(225L前後の小型樽)へ移してさらに約2年を熟成し、加えて瓶の中でも寝かせてからリリースされます。収穫からボトルの出荷まで、最長でおよそ6年。新樽の風味を前面に出さず、過度な抽出を避けて構造で長熟させる、伝統派らしい仕立てです。新樽感を抑え、過抽出を避けた構造的で長熟なナパ・カベルネという点では、マヤカマス・ヴィンヤーズとも響き合う世界観です。ハイツがラザフォードの谷床・ベンチランドの柔らかな果実でそれを表すのに対し、マヤカマスはマウント・ヴィーダーの高標高・山のテロワールから、同じ「オーク控えめ・長熟」というゴールへ異なる道筋で至ります。
1999年のナパ・ヴァレーは、涼しく長い生育期の末に9月末の熱波が果実を後押しした年でした。ゆっくりと成熟した凝縮感に、強い酸の骨格と引き締まったタンニンが備わり、長い熟成に耐える作柄とされます(地区単位での評価)。本1999年には、ワイン・アドヴォケイトのジョー・チェルウィンスキーが2024年の再評価で95+点を与えています。長きにわたり一つの造り手へ独占的に供給された畑が、いま静かに希少へと向かっています。今この時の熟成を、心ゆくまでご堪能ください。
詳 細
| 生産者 | ハイツ・セラー(1961年、ジョー&アリス・ハイツ夫妻 創業) |
|---|---|
| ワイン名 | カベルネ・ソーヴィニヨン ベラ・オークス・ヴィンヤード |
| ヴィンテージ | 1999 |
| 生産地 | ラザフォード、ナパ・ヴァレー、カリフォルニア州、アメリカ |
| 原産地呼称 | A.V.A. ラザフォード |
| 色 | 赤 |
| 品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン主体。※畑は1973年にカベルネ・ソーヴィニヨン100%で植樹された植栽比率であり、本1999年の実ブレンド比率は未確認 |
| 格付け | ― |
| 畑・土壌 | (ハイツの恒常方針) ラザフォードAVA西側、マヤカマス山麓のベンチランド(山裾のなだらかな段丘)に立地。水はけの良い沖積扇状地(川が運んだ砂礫が扇状に堆積した地形)の土壌。西向きで一日中日照を受ける約13〜18エーカーの単一畑。当時はカベルネ・ソーヴィニヨンのみを植栽(プティ・ヴェルド/カベルネ・フランの追加植樹は2011年以降) |
| 醸造 | (ハイツの恒常方針) 大型オークのヴァット(大樽の発酵・熟成槽)で約1年熟成後、フランス・リムーザン産の小樽バリック(225L前後の小型樽)へ移して約2年熟成、さらに瓶熟を経てリリース。収穫からリリースまで最長約6年をかける長期熟成 |
| 評価 | 95+点 ジョー・チェルウィンスキー/ワイン・アドヴォケイト(2024年4月12日の再評価) |
| 1999年 ナパ・ヴァレー作柄:涼しい生育期に9月末の熱波が加わり、長い成熟期間を経て凝縮感と強い酸、引き締まったタンニンを備え熟成に耐える作柄とされる(地区単位での評価) | |
出典・参考文献
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