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アルザス・サン・イポリット・ゲヴュルツトラミネール 1999 マルセル・デイス(白)
アルザス・サン・イポリット・ゲヴュルツトラミネール 1999 マルセル・デイス(白)
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村名付きアルザスAOC
ゲヴュルツトラミネール サン・イポリット
1999
ドメーヌ・マルセル・ダイスは1947年、第二次世界大戦から戻ったマルセル・ダイスがアルザスのベルクハイム(リボヴィレ近郊)に興した造り手です。ダイス家は三十年戦争ののち同地に定住した一族(葡萄栽培・鍛冶・鐘鋳造を営んだ)で、その葡萄栽培は1744年に遡ります。1981年に当主を継いだジャン=ミシェル・ダイスは有機栽培を進め、1998年にビオディナミ(月の巡りや天然の調剤を用いる有機農法)へ転換しました。品種ではなく「畑=場所」を語るテロワール主義を掲げ、1990年にはグラン・クリュ アルテンベルク・ド・ベルクハイムへアルザスの伝統品種を区分けせず植える混植(コンプランタシオン)を導入、2005年にはグラン・クリュの品種表示任意化を実現させました。混植への確信は、1984年に引き継いだ古い混植畑グラン・クリュ シェーネンブールにあったとされます。現在は息子マチュー・ダイスが父ジャン=ミシェルの協力のもと運営にあたり、畑は約38ヘクタール、ロルシュヴィール、ベルクハイム、リボヴィレ、ゼレンベルク、リクヴィル、シゴルスハイムの村々の斜面に広がります。ロバート・パーカーは同ドメーヌを「四半世紀以上にわたりアルザスで最も優れたワインの一部を育ててきた」と評しています。
本品はその混植区画ではなく、サン・イポリット村の名を冠する単一品種の白です。同村はアルザスAOCに村名を付記できる指定村の一つ。タネンキルシュ産の灰色花崗岩が風化した明るく白い砂質で、痩せて極めて乾き、養分に乏しいため樹勢が抑えられ、アルザスでも最も早熟なテロワールの一つに数えられます。ダイスはこの村にリースリング、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネールを擁します。醸造は全房でゆっくり圧搾し、SO2添加は最小限とされます。ご参考として、当ドメーヌのアルザス・ゲヴュルツトラミネールは近年の複数ヴィンテージで残糖おおむね35〜42g/L(2012年35g/L、2011年42g/L)と、やや甘口の作域を示しています。
四半世紀を経た村名ゲヴュルツを、当会の限られた在庫よりご案内いたします。数値やスコアではなく、痩せた花崗岩土壌が育んだ「場所の表現」として、静かにお楽しみください。
詳 細
| 生産者 | ドメーヌ・マルセル・ダイス |
|---|---|
| ワイン名 | ゲヴュルツトラミネール サン・イポリット |
| ヴィンテージ | 1999 |
| 生産地 | サン・イポリット村、アルザス地方、フランス |
| 原産地呼称 | A.O.C. アルザス |
| 色 | 白 |
| 品種 | ゲヴュルツトラミネール |
| 格付け | 村名付きアルザスAOC |
| 畑・土壌 | (サン・イポリット村の恒常的特徴) タネンキルシュ産の灰色花崗岩が風化した明るく白い砂質。痩せて極めて乾き養分に乏しく、樹勢が抑えられて、アルザスでも最も早熟なテロワールの一つ |
| 醸造・農法 | (ドメーヌの恒常方針) ビオディナミ(月の巡りや天然の調剤を用いる有機農法。1998年転換で本1999年は該当)/全房プレス(房のまま搾る)/自生酵母(天然酵母)/新樽は使わずフードル(大型の古樽)で熟成/無清澄・無濾過/亜硫酸〈SO₂〉は最小限。 |
| 評価 | 本1999年における評者個別点は、一次資料では確認できませんでした。 |
出典・参考文献
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