Jiro's Wineshop - The Finest Wines...🍷✨️
アルザス・グラン・クリュ アルテンベルグ・ド・ベルグハイム 1996 マルセル・ダイス
アルザス・グラン・クリュ アルテンベルグ・ド・ベルグハイム 1996 マルセル・ダイス
受取状況を読み込めませんでした
アルザス・グラン・クリュ
リースリング アルテンベルク・ド・ベルクハイム
1996
ドメーヌ・マルセル・ダイスは1947年、第二次世界大戦から戻ったマルセル・ダイスがアルザスのベルクハイム(リボヴィレ近郊)に興した造り手です。ダイス家は三十年戦争ののち同地に定住した一族で、その葡萄栽培は1744年に遡ります。1981年に当主を継いだジャン=ミシェル・ダイスは有機栽培を進め、1998年にビオディナミ(月の巡りや天然の調剤を用いる有機農法)へ転換しました。品種ではなく「畑=場所」を語るテロワール主義を掲げ、1990年にはこのアルテンベルク・ド・ベルクハイムへ、アルザスの伝統品種を区分けせず植える混植(コンプランタシオン)を導入。2005年にはグラン・クリュにおける品種表示の任意化を実現させています。現在は息子マチュー・ダイスが父ジャン=ミシェルの協力のもと運営にあたり、畑は約38ヘクタールに広がります。
アルテンベルク・ド・ベルクハイムは南向きの急斜面に広がるグラン・クリュです。硬い石灰岩とマール(泥灰土)が重なり、化石を含み石が多く浅い、鉄分に富む赤い石灰質粘土の土壌を持ち、ヴォージュとライン平野から離れた暑く乾いた微気候が特徴とされます。当ドメーヌはこのグラン・クリュに1990年、アルザスで初となる近代的な混植畑を植えていますが、本ボトルは1996年のリースリング(辛口)で、混植が本格化する以前の単一品種にあたります。造りは、房のまま搾る全房プレス、天然の酵母(自生酵母)による発酵、新樽を用いずフードル(大型の古樽)で澱とともに熟成という一貫した方針。生産者公式は当グラン・クリュの熟成ポテンシャルを20〜30年としています。
テロワールを醸造で塗り替えないこの姿勢は、同じアルザスでビオディナミとグラン・クリュの純粋表現を追うツィント・フンブレヒトと響き合います。ただしダイスが一つの畑へ多品種を混植して「場所」を語るのに対し、ツィント・フンブレヒトは品種の純度でテロワールを描く——同じ高みへ、逆向きの哲学で至る二者です。
大切な方との食卓に、ぜひ添えてみてください。
詳 細
| 生産者 | マルセル・ダイス |
|---|---|
| ワイン名 | リースリング アルテンベルク・ド・ベルクハイム |
| ヴィンテージ | 1996 |
| 生産地 | ベルクハイム村、アルザス地方、フランス |
| 原産地呼称 | A.O.C. アルザス・グラン・クリュ |
| 色 | 白(辛口) |
| 品種 | リースリング(本1996年ボトルは単一品種。当グラン・クリュが混植=コンプランタシオンで名を成すのは1997年以降のブレンド表記) |
| 格付け | アルザス特級(グラン・クリュ) |
| 畑・土壌 | (グラン・クリュの恒常的特徴) アルテンベルク・ド・ベルクハイム(全体35.06ha)は完全な南向き・標高約220〜320mの急斜面。リボヴィレ断層帯に位置し、硬い石灰岩とマール(泥灰土)が重なる、化石を含み石が多く浅い、鉄分に富む赤い石灰質粘土。暑く乾いた微気候で成熟が進みます |
| 醸造・農法 | (ドメーヌの恒常方針) 全房プレス(房のまま搾る)/自生酵母(天然酵母)による発酵/新樽は使わずフードル(大型の古樽)で澱とともに約12か月熟成(新樽0%)/高密植 約8,000〜10,000本/ha・超低収量。※農法は、本1996年はビオディナミ転換(1998年)より前にあたり、当時は有機栽培。数値・熟成は生産者の一貫した方針です |
| 評価 | 90点 ピエール・ロヴァニ/ワイン・アドヴォケイト(1996年 アルテンベルク・ド・ベルクハイム)。 |
出典・参考文献
Share

