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ブルゴーニュ・ルージュ 2010 コシュ・デュリ
ブルゴーニュ・ルージュ 2010 コシュ・デュリ
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広域AOC
ブルゴーニュ・ルージュ
2010
ドメーヌ・コシュ・デュリは、ブルゴーニュ屈指の白の名門として知られる造り手です。歴史は1920年代、ムルソーとその周辺に畑を求めたレオン・コシュにさかのぼります。1970年代に父ジョルジュから家督を継いだジャン=フランソワ・コシュが、妻オディール・デュリの姓を加えて「コシュ・デュリ」を名乗り、蔵の名声を確立しました。ロバート・パーカーが「ブルゴーニュ白の造り手で五、六指に入る」と評したように、その真価はコルトン・シャルルマーニュやムルソーの白にありますが、蔵はムルソーの自社畑でごく少量のピノ・ノワールも育て、赤も手がけています。
その一本が、この広域AOCブルゴーニュの赤。専用区画は0.75ヘクタール、粘土質と砂質が入り混じる土壌で、1973〜1980年に植えられた樹から育まれます。仕込みは果梗を完全に取り除く除梗100%とし、「ヴィニフィカシオン・ドゥース」という名の通り、力任せに抽出しない柔らかな醸造を志向。無濾過で瓶詰めし、赤は卵白での清澄を経ます。2010年は12月の厳しい寒波に始まり、6月の開花期は低温でコクリュール(結実不良)に悩まされた一方、7月は高温乾燥、9月半ばの嵐をやり過ごした赤ぶどうは9月末から10月初旬にかけて涼しい曇天のもと収穫され、収量は1ヘクタールあたり30ヘクトリットルを下回るほど絞られました。結果として生まれたのは、黒い果実よりもさくらんぼや木苺といった赤い果実の輪郭が際立ち、酸のきれいな線を保った端正な赤で、地区全体として2005年に次ぐ出来と評されています(地区単位での評価)。白の巨匠が慈しむように手がける、静かで凛としたピノ・ノワールです。
白ばかりが語られる蔵の、もうひとつの素顔。移ろう香りと余韻を、心ゆくまでお確かめください。
詳 細
| 生産者 | ドメーヌ・コシュ・デュリ(ムルソーに拠点) |
|---|---|
| ワイン名 | ブルゴーニュ・ルージュ |
| ヴィンテージ | 2010 |
| 生産地 | ブルゴーニュ地方、フランス |
| 原産地呼称 | A.O.C. ブルゴーニュ |
| 色 | 赤 |
| 品種 | ピノ・ノワール(本銘柄専用区画0.75ヘクタール、1973〜1980年植樹。これは植栽比率であり、本ヴィンテージの実ブレンド比率は未確認です) |
| 格付け | 地域名(レジョナル) |
| 畑・土壌 | 区画面積0.75ヘクタール、土壌は粘土質と砂質の混合。ムルソーの蔵を取り囲むように自社畑が広がる |
| 醸造・農法 | 赤は除梗100%(全房発酵〈果梗ごと房のまま発酵させる手法〉は用いず、果梗を取り除いてから発酵)。「ヴィニフィカシオン・ドゥース」と呼ばれる穏やかな抽出を志向。無濾過での瓶詰め、赤は卵白での清澄(澱を人工的に取り除く工程の一種)を実施。樽熟成期間はドメーヌ全キュヴェ共通の目安で15〜22か月とされます。農法はリュット・レゾネ(減農薬・最小介入の栽培、1973年から) |
| 評価 | 本ヴィンテージにおける評者個別点は、一次資料では確認できませんでした。2010年のブルゴーニュ地方の赤全般は、2005年に次ぐ「一世代に一度」の当たり年と評されています(地区単位での評価) |
出典・参考文献
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