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ハーラン エステート 2003
ハーラン エステート 2003
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98+点 ロバート・パーカー/ワイン・アドヴォケイト|カルトワイン
ハーラン・エステート プロプライエタリー・レッド
2003
ハーラン・エステートは、1984年に実業家ビル・ハーランがナパ・ヴァレー、オークヴィル西側の丘陵地に興したエステートです。「カリフォルニアのファースト・グロース」を掲げ、総面積240エーカー(97ヘクタール)のうち約40エーカー(17ヘクタール)のみを畑とし、標高225〜1,225フィートの段丘に、割れた火山性・堆積性の岩盤の上の薄い土壌が広がります。醸造はワインメイキング・ディレクターのボブ・レヴィが率い、ミシェル・ロランが助言。初商業ヴィンテージは1990年でした。造りは徹底して低介入です。灌漑をほとんど行わず雨水だけで育てる栽培(ドライファーミング)の密植畑から得た果実を、房から外して果梗を除き(除梗)、粒を潰さないまま小型の開放槽へ移します。ブドウや醸造所に棲む天然の酵母(自生酵母)で発酵を始め、浮き上がった果皮を静かに押し沈める作業(パンチダウン)で穏やかに抽出。まろやかさを生む二次的な発酵(マロラクティック発酵)を含め、新しいフレンチオーク樽100%で24〜36か月を過ごし、澱を人工的に除く清澄も濾過も行わずに瓶詰めされます。
2003年は生育期間およそ192日。平年より雨の多い冬で降雨は5月末まで続き、続く夏は暖かく、9月中旬には短期の熱波が数度訪れました。収穫は9月17日から10月18日にかけて行われ、カベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランは平均約1.8トン/エーカーの収量にとどまっています。生産者はこの年を、深く濃い赤に、黒系果実・リコリス・グラファイト・チョコレート・エスプレッソ、そしてトリュフや土、特徴的な「森の下草」のニュアンスを備えた1本と描写し、構成と凝縮、余韻の純度を評価する一方、若いうちはなお無骨で、5年待って以降10〜15年が飲み頃と記しています。ロバート・パーカーはワイン・アドヴォケイトで98+点を与え、45秒以上続く余韻を称えつつ「このヴィンテージで最も熟成を要するが最も有望な1本」と評しました。
同じナパの丘陵で、低収量のカベルネを100%新フレンチオークと無濾過で仕立てる凝縮のカルト——コルギン・セラーズとも響き合う世界観です。
長い眠りを経て今まさに本領を迎える円熟。時をかけて開くその姿を、どうぞ気長にお楽しみください。
詳 細
| 生産者 | ハーラン・エステート(創設者 ビル・ハーラン、創設1984年) |
|---|---|
| ワイン名 | ハーラン・エステート プロプライエタリー・レッド |
| ヴィンテージ | 2003 |
| 生産地 | オークヴィル、ナパ・ヴァレー、カリフォルニア州、アメリカ |
| 原産地呼称 | A.V.A. オークヴィル |
| 色 | 赤 |
| 品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン主体のボルドーブレンド(畑の植栽比率はカベルネ・ソーヴィニヨン70%/メルロー20%/カベルネ・フラン8%/プティ・ヴェルド2%。2003年の瓶詰め後の実ブレンド比率は未確認) |
| 格付け | ― |
| 醸造・栽培 | (エステートの恒常方針) 完全除梗(果梗を除く)・粒を潰さない発酵/自生酵母(天然酵母)/穏やかなパンチダウン(果皮を押し沈める抽出)/新樽100%で24〜36ヶ月熟成/無清澄・無濾過(澱を人工的に除かず瓶詰め)/灌漑を抑えた雨水栽培(ドライファーミング)の密植・低収量(1エーカー3トン以下) |
| 評価 | 98+点 ロバート・パーカー/ワイン・アドヴォケイト、98点 ワイン・エンスージアスト、96点 ジェフ・リーヴ/ワイン・セラー・インサイダー、92点 スティーヴン・タンザー/インターナショナル・ワイン・セラー |
出典・参考文献
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