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シャトー ラルシ・デュカス 1978
シャトー ラルシ・デュカス 1978
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グラン・クリュ・クラッセ(1955年格付け)
シャトー・ラルシ・デュカス
1978
シャトー・ラルシ・デュカスは、サンテミリオンの台地から南へ下る石灰岩の丘「コート・ド・パヴィ」に畑を構えます。すぐ隣は名門シャトー・パヴィ。同じ南向きの斜面を分け合う立地は、古くからこの一帯の中でも特別な区画として知られてきました。標高86メートルの台地には石灰岩と粘土が積もり、斜面には石灰質や泥灰土、砂や粘土が入り混じります。南向きで日差しをよく受けながら、上の石灰台地と下を流れるドルドーニュ川が土壌を涼しく保つと言われ、メルロを主体にカベルネ・フランを補う赤が生まれます。1893年にアンリ・ラバが取得して以来、長くグラシオ・アルファンドリ家が守り、本1978年もその時代の一本にあたります。
1978年のボルドーは、難しい船出の年でした。春は雨がちで肌寒く、生産者は早くから不作を覚悟したと伝えられます。ところが9月に暖かく晴れた日が続いて葡萄は成熟を取り戻し、10月7日ごろから始まった収穫にはよく実った果実が届きました。悲観を覆したことから「奇跡のヴィンテージ」とも呼ばれます。サンテミリオンを含む右岸は概して若いうちから楽しめる作柄で、長い熟成向きというより早くに開く年とされます(地区単位での評価)。本品について、ロバート・パーカーはワイン・アドヴォケイトで72点をつけています。畑の実力が大きく開花するのは2002年以降の刷新を待つことになり、本ヴィンテージはそれ以前の、静かな時代の姿を映します。
半世紀近い時を経た古酒です。丘の上で穏やかに歳月を重ねてきた一本を、皆さまに、ゆっくりと過ぎる一夜のお供として味わっていただければと思います。
詳 細
| 生産者 | シャトー・ラルシ・デュカス。本1978年当時はグラシオ・アルファンドリ家(エレーヌ・グラシオ・アルファンドリ)が運営していたとされる |
|---|---|
| ワイン名 | シャトー・ラルシ・デュカス |
| ヴィンテージ | 1978 |
| 生産地 | サンテミリオン地区、ボルドー地方、フランス |
| 原産地呼称 | A.O.C. サンテミリオン・グラン・クリュ |
| 色 | 赤 |
| 品種 | メルロを主体にカベルネ・フランを補う赤。※現在の畑の植栽比率はメルロ約83%/カベルネ・フラン約17%とされますが、これは近年の植栽比率であり、本ヴィンテージの実ブレンド構成とは異なります(植栽比率であり、本ヴィンテージの実ブレンドは未確認) |
| 格付け | サンテミリオン・グラン・クリュ・クラッセ(1955年格付け) |
| 畑・土壌 | 約11ヘクタール。標高86メートルに達する台地には石灰岩・粘土・チョーク、そこから下る南向きの斜面には石灰質・泥灰土・砂・シルト・粘土が混じる。南向きで日当たりに恵まれつつ、上部の石灰台地と下方のドルドーニュ川が土壌を涼しく保つとされる |
| 醸造・農法 | 現行の運営体制や有機栽培は2002年以降に整えられたもので、本ヴィンテージには遡及しません |
| 評価 | 72点 ロバート・パーカー/ワイン・アドヴォケイト |
出典・参考文献
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